こんにちは。梅田サンメンタルクリニック院長の渡邊です。

 

今回も、前回に引き続き、ADHDのお話です。

 

今回は、受験にストラテラは役に立つ?という事を考えてみたいと思います。

 

結論からお話させて頂きますと、ADHDの傾向があり、ミスが目立つ子、集中するまでに時間がかかる子、疲れやすく勉強が続かない子、朝起きれず授業に出れない子、何教科も同時に勉強していかないといけないが、それができない子などには、役に立つと思います。

 

では、ADHDの傾向をお持ちのお子さん方がお薬を飲んで、受験をして良いものでしょうか?

 

私は、良いと思います。法律でも問題ないと思います。ただし、低身長等の副作用もあり、あまり早い時期から、学習の問題だけで、お子さん方に処方するのは、どうかなとも思います。私のクリニックでは、高校生以上を対象とさせて頂いております。(高校生の場合、親御さんの同伴をお願いしております。)

 

難しいのは、明らかなADHDではないが、少しはそういう傾向のあるお子さんの場合です。

 

診断基準に当てはまらなければ、保険が使えませんので、少なくとも自費診療にはなります。

 

お出しして良いのかは、児童精神科医ではないのでわかりません。そのため、私のクリニックでは、難しいです。

 

いずれにしましても、ADHDが有名な病気となり、受験生に治療が普及すれば、日本が変わりそうな気もしますね。

 

アメリカのような、自由の国にならないとも限りません。

 

そんな事を、あれこれ妄想をしてみました。

 

おしまいです。