統合失調症
統合失調症は、自分を非難する声が聞こえる(幻聴)、見張られているような気がする(被注察感)、自分に関係のない事も自分に関係づけて考えてしまう(関係念慮)、といった症状や、何もする気が起きない(無為)、外に出たくない(自閉)等の症状を主症状とする精神疾患です。
思春期から青年期にかけて発症することが多く、男女比は概ね差がなく、100人に1人程度が発症するとされています。
統合失調症の原因は、未だ明らかになっていませんが、統合失調症になりやすい素因、環境要因や心理的要因などいくつかの要因が重なって発症すると考えられています。また、ドーパミンの神経伝達を抑制する薬剤によって症状が改善するため、ドーパミンの関与が推測されています。
治療では、抗精神病薬による薬物療法や、精神療法、認知行動療法が行われています。